【2026年8月】SNS運用代行の費用相場は?月額固定型の内訳を分解

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SNS運用代行を頼みたいのですが、費用相場の記事はどれも会社比較ばかりで、何にいくらかかっているのか分かりません。

相場は月額10〜30万円が中心ですが、この金額の中に何が含まれているかは会社によって差があります。内訳と、見落としやすい実効負担を解説しましょう。

SNS運用代行の費用相場を調べると「おすすめ会社N選」という比較記事が並びます。実名の比較は参考になりますが、月額料金の内訳や、プラン次第で実質負担が変わる仕組みまで整理した記事は多くありません。

この記事では、料金の内訳を要素分解し、広告運用込みプランで見落としやすい実効負担、良い依頼先を見分けるチェックリストまで紹介します。

この記事の結論
  • SNS運用代行の費用相場は月額10〜30万円が中心です
  • 月額料金は投稿制作費・企画設計費・分析レポート費用の3要素で構成されます
  • 広告運用込みプランでは、広告費に対する定率手数料に下限額が設定されているケースがあるため、実質負担が表示料率より重くなることがあります
  • 安さだけで選ぶと投稿代行のみで企画力を欠くケースがあります
  • 月の運用工数が小さいうちは内製のほうが安く収まる場合があります
本記事を監修する専門家
柏倉元太
柏倉元太

株式会社オークスでは実際のWebコンサルタントである、柏倉元太(@genta_oaks)が記事を監修。

月間数十万PVのメディアを複数運営しながら、現在はSEOからSNS、YouTubeまで様々な分野のマーケティング企業を運営。

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目次

SNS運用代行とは

費用の内訳に入る前に、SNS運用代行がどこまでを担うサービスか整理しておきましょう。

投稿の企画・制作・分析を継続的に代行するサービス

SNS運用代行とは、Instagram・X・LINEなどの企業アカウントについて、投稿の企画・画像や動画の制作・公開・コメント対応・分析レポートまでを継続的に代行するサービスです。単発の投稿制作だけを頼むのか、企画から分析まで一気通貫で任せるのかで、料金も担当範囲も大きく変わります。

SNS広告の運用代行との違い

SNS運用代行は、広告費を払わずに投稿する「オーガニック運用」が中心です。対してSNS広告の運用代行は、広告費を使って配信するキャンペーンの設計・入稿・改善を担います。両方をセットで請け負う会社もあれば、どちらか一方に特化した会社もある構造です。広告費用の相場・課金方式は別記事で解説しています。

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SNS運用代行の費用相場と内訳

SNS運用代行の月額料金内訳。投稿制作費・企画設計費・分析レポート費用の3要素

費用相場を、月額料金の中身まで分解して見てみましょう。

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費用項目内容
投稿制作費画像・動画の撮影や編集、キャプション作成。投稿本数に応じて変動する
企画設計費投稿全体のテーマ設計、コンテンツカレンダーの作成
分析レポート費用フォロワー数・エンゲージメント率の集計と改善提案
初期費用アカウント設計・初回のブランドガイドライン作成(発生しない会社もある)
月額10〜30万円の中に、これらの要素がどこまで含まれるかは会社ごとに異なります

月額料金の相場は10〜30万円が中心帯です。ただし同じ月額20万円でも、投稿本数や企画設計の有無で提供される中身は大きく異なります。見積もりを比較する際は、月額の総額だけでなく、この4項目のうちどこまでが含まれているかを確認してください。

投稿代行のみのプランは安いが企画力を欠くことがある

投稿制作費だけを切り出した「投稿代行のみ」プランは、月額5万円前後からと相場より安価です。ただし投稿する内容の企画は発注側が用意する前提のことが多く、社内に企画を立てられる担当者がいない場合は、結局工数が減りません。安さだけで選ぶ前に、企画設計が含まれるかを確認してください。

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プラン月額の目安含まれる範囲
投稿代行のみ5〜10万円投稿制作・公開のみ。企画は発注側が用意
企画込みプラン10〜20万円企画設計・投稿制作・簡易レポート
フルサポートプラン20〜30万円企画設計・投稿制作・詳細分析・改善提案・コメント対応
同じ「SNS運用代行」でも、プラン名だけでは範囲が判断できません

投稿本数と料金の関係

同じプラン名でも料金に差が出る一番の要因は、月間の投稿本数です。投稿1本あたりの制作工数から、料金の妥当性を確認する方法を紹介します。

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投稿頻度月間投稿数料金目安(企画込み)
週2本8〜9本10〜15万円
週4本16〜17本15〜22万円
毎日(週7本)28〜31本22〜30万円
投稿本数が増えるほど、企画・制作にかかる工数が比例して増えます

投稿1本あたりの制作工数の内訳

静止画1本の投稿制作には、企画・素材収集・編集・キャプション作成を合わせておおよそ2〜3時間の工数がかかります。週4本ペースなら月間の制作工数は32〜48時間となり、担当者1人の稼働時間の半分近くを占める計算です。見積もりの投稿本数と料金を工数換算すると、時間単価が相場の範囲に収まっているかを確認しやすくなります。

動画投稿を含めると単価がさらに上がる

ショート動画は静止画より撮影・編集の工数が大きく、1本あたりの制作時間は静止画の2〜3倍が目安です。投稿頻度を維持したまま動画の比率を上げたい場合は、月額料金への影響を先に確認しておいてください。動画中心の投稿計画に切り替える場合、契約更新のタイミングで料金体系ごと見直すケースが多くあります。

広告運用込みプランで見落としやすい実効負担

SNS運用代行の中には、オーガニック投稿と広告運用をセットで請け負うプランもあります。この場合、広告費に対する手数料の設計に注意が必要です。

自社でリスティング広告の運用代行会社を調査したところ、「広告費の20%」という表示でも、下限手数料が設定されているケースが多数あることが分かりました。広告費が少ないほど、実際の負担率は表示の料率より大きくなる設計です。この構造はSNS広告の運用委託でも同様であることを、別記事で解説しています。

数字で確認しましょう。オーガニック投稿の月額固定費が15万円、広告費が10万円の「セットプラン」を検討しているとします。広告費側の手数料が「20%(下限5万円)」の場合、広告費10万円に対する20%は2万円ですが、下限額5万円が適用されます。総額は月額固定費15万円+広告費10万円+広告手数料5万円=30万円となり、単純に「投稿代15万円+広告費10万円の20%」で見積もった24万円より6万円多くなる計算です。

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SNS運用代行の「オーガニック投稿+広告運用」セットプランを検討する際も、広告費に対する手数料部分に下限額があるかどうかを見積もり段階で確認してください。オーガニック投稿分の月額固定費とは別に、広告費側の手数料設計を個別にチェックする必要があります。

良い依頼先を見分けるチェックリスト

実名の比較リストに頼らなくても、次の3点は商談の場で確認可能です。

  • 月額料金に企画設計・分析レポートが含まれるか(投稿制作だけの切り出しでないか)
  • 投稿本数の上限・追加時の単価が明記されているか
  • 広告運用込みプランの場合、広告費に対する手数料に下限額があるか

特に1点目は見積もり書だけでは分かりにくく、商談の場で「企画は誰が考えるのか」を具体的に確認することをおすすめします。

分析レポートの中身を確認する

月額料金に「分析レポート」が含まれていても、どの指標をどこまで見ているかは会社によって差があります。契約前に中身を確認してください。

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指標何がわかるか
フォロワー増減数アカウント全体の成長ペース
エンゲージメント率投稿がどれだけ反応を得たか(いいね・コメント・保存の合計÷リーチ)
リーチ数投稿が届いたユニークアカウント数
保存数・シェア数フォロワー以外への拡散のしやすさ
プロフィールアクセス数投稿からアカウント自体への関心度
簡易レポートはフォロワー増減とエンゲージメント率のみ、詳細分析は5項目すべてを含むのが一般的です

エンゲージメント率だけでは事業への貢献が見えない

エンゲージメント率が高くても、それが問い合わせや購入につながっているかは別の指標です。プロフィールへのアクセス数から自社サイトへの遷移数まで追跡するには、投稿のリンクにUTMパラメータを付与し、GA4側で流入元を計測する仕組みが必要です。この計測設計が月額料金に含まれているかは、契約前に必ず確認してください。

発注時に陥りやすい失敗パターン

チェックリストと重なる部分もありますが、実際によくある失敗の2つです。

ブランドトーンのすり合わせをしないまま任せる

投稿の文体やビジュアルのトーンを事前にすり合わせないまま任せると、公開後に「思っていた雰囲気と違う」という手戻りが起きます。初回の数投稿を公開前に確認する工程を挟むことが、方向性のズレを早期に防ぐコツです。

成果指標を決めずに始めてしまう

フォロワー数を増やしたいのか、投稿からの問い合わせを増やしたいのかによって、投稿の作り方も評価基準も変わります。契約前に主目的を1つに絞っておかないと、月次レポートの数字が良くても事業への貢献が見えない状態になりがちです。

担当者が頻繁に変わり企画の方向性が揺れる

運用代行会社側の担当者が交代すると、それまで積み上げてきたブランドトーンの理解や投稿の文脈が引き継がれず、投稿の方向性がぶれることがあります。契約前に、担当者交代時の引き継ぎ資料や引き継ぎ期間の有無を確認しておくと、切り替わりの影響を最小限に抑えられます。過去の投稿履歴と成果データが体系的に保存・共有される仕組みかどうかも、あわせて確認してください。

内製と外部委託、どちらを選ぶか

月額10〜30万円という相場を踏まえ、内製した場合と比較してみましょう。

SNS運用は、担当者の月間工数×時間単価で内製コストを計算できます。投稿本数が少なく、片手間で回せる規模であれば内製が有利ですが、複数媒体を並行運用したり、動画制作まで含めたりすると、担当者1人分の工数では収まらなくなります。工数が膨らんできた段階で、部分的な外部委託を検討するのが現実的な進め方です。

週4本ペースで内製コストを試算する

担当者の時間単価を2,500円、投稿1本あたりの制作工数を2.5時間と仮定すると、週4本(月16〜17本)の投稿を内製する場合の工数コストは、16本×2.5時間×2,500円=月10万円前後です。この試算だけを見ると、企画込みプランの相場15〜22万円より内製のほうが安く見えます。

ただしこの試算には、投稿の企画力・撮影機材・編集ソフトの学習コスト・分析レポート作成の工数が含まれていません。担当者が未経験からこれらを習得する期間や、既存業務と兼務する場合の生産性低下を加味すると、実質コストは試算より高くなるのが一般的です。内製を検討する際は、時間単価だけでなく、立ち上げ期の学習コストも見込んでおいてください。

業種でみる運用代行の向き不向き

業種でみるSNS運用代行の向き不向き。BtoCは高頻度投稿とビジュアル訴求、BtoBは投稿頻度より専門性の担保

SNS運用代行が向いているかどうかは、業種によっても差が出るポイントです。BtoC・BtoBそれぞれの傾向を整理します。

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業種タイプ主な目的向いている投稿頻度
BtoC(飲食・美容・EC等)フォロワー獲得・購買喚起週4本〜毎日
BtoB(専門サービス・SaaS・製造等)認知・採用・展示会集客週1〜2本
投稿頻度の目安は業種の傾向であり、目的次第で変動します

BtoCは高頻度投稿とビジュアル訴求が中心

飲食・美容・ECなど消費者向けの業種は、商品やサービスのビジュアルそのものが購買動機になりやすいため、Instagramを中心に高頻度の投稿が効果を出しやすい傾向があります。投稿本数が多くなる分、月額料金も企画込みプランの上限帯に近くなりやすい点は考慮してください。

BtoBは投稿頻度より専門性の担保が重要

専門サービスやSaaS、製造業などBtoB企業は、フォロワー数の多さより投稿内容の専門性・正確性が問われます。投稿頻度を上げるより、業界知識のある担当者が企画に関わる体制のほうが重要です。運用代行会社を選ぶ際は、投稿本数の多さより、自社の業界に関する実績や理解度を確認してください。

契約期間・解約条件の確認ポイント

料金の内訳と同じくらい、契約条件も見落とされやすいポイントです。

最低契約期間が3〜6ヶ月に設定されていることが多い

SNSは投稿を積み重ねて効果が見えてくるまでに時間がかかるため、多くの運用代行会社が最低契約期間を3〜6ヶ月に設定しています。短期間で成果が出なくても、契約期間中は解約できないのが一般的です。契約前に、最低契約期間とその根拠(アルゴリズムの学習期間、投稿の蓄積が必要な理由など)を確認しておくと、後から「思ったより縛りが長い」という認識のズレを防げます。

アカウントの所有権・引き継ぎ範囲

運用代行会社がアカウントのログイン情報を管理する形態だと、契約終了時にパスワードの引き継ぎがスムーズに行われるかが問題になることがあります。契約時点で、解約時のアカウント返却手順と、それまでに蓄積した投稿データ・分析レポートの引き渡し範囲を確認しておいてください。

InstagramやFacebookはビジネスアカウントの管理者権限を複数人に付与できるため、運用代行会社を「管理者」ではなく「編集者」権限で招待し、発注側も管理者権限を保持しておく運用が安全です。管理者権限を運用代行会社だけが持つ形にすると、解約時にアカウントごと引き継げなくなるリスクがあります。契約開始時点で権限設計を確認しておいてください。

SNS運用代行の費用に関するよくある質問

SNS運用代行は月5万円でも依頼できますか?

投稿制作のみに絞ったプランであれば月5万円前後の案件も存在します。ただし企画設計は発注側が用意する前提のことが多く、社内に企画担当者がいない場合は工数が減らない可能性があります。料金だけでなく、企画設計が含まれるかを確認してください。

SNS運用代行とSNS広告の運用代行、両方頼む必要がありますか?

目的次第です。オーガニック投稿だけでフォロワーを増やしたいなら運用代行のみで足ります。短期間でリーチを広げたい場合は広告運用も組み合わせますが、両方をセットで請け負う会社と、片方に特化した会社があるため、依頼前にどちらの実績が豊富かを確認してください。

広告運用込みプランの手数料で注意する点はありますか?

「広告費の20%」という表示があっても、下限手数料が設定されている場合、広告費が少ないほど実質の負担率は重くなります。オーガニック投稿分の月額固定費とは別に、広告費側の手数料に下限額があるかを見積もり段階で確認してください。

内製と外部委託、どちらから始めるべきですか?

投稿本数が少なく片手間で回せる規模であれば内製から始めるほうが低コストです。複数媒体の並行運用や動画制作まで必要になり、担当者の工数を超えてきた段階で、部分的な外部委託を検討する進め方が現実的です。

依頼する前に何を準備しておくべきですか?

ブランドトーンの方向性と、成果指標(フォロワー数重視か問い合わせ重視か)の2つは契約前に決めておいてください。どちらも曖昧なまま任せると、公開後の手戻りや、レポートの数字が良くても事業への貢献が見えないという状態につながります。

初回の投稿はどこまで確認すべきですか?

最低でも最初の数投稿は、公開前に文体やビジュアルのトーンを確認する工程を挟んでください。方向性のズレを早い段階で発見できれば、後からまとめて修正するより手戻りのコストを抑えられます。

投稿頻度を週2本から週4本に増やすと、料金はどれくらい上がりますか?

企画込みプランの目安では、週2本(月8〜9本)が10〜15万円、週4本(月16〜17本)が15〜22万円です。投稿本数がおよそ倍になると、制作工数も比例して増えるため、料金も5〜7万円程度上がる計算になります。

分析レポートで最低限確認すべき指標は何ですか?

フォロワー増減数とエンゲージメント率は簡易レポートでも含まれることが多い指標です。事業への貢献度まで把握したい場合は、プロフィールアクセス数から自社サイトへの遷移数まで追跡できるかを確認してください。UTMパラメータでの計測設計が含まれない会社もあります。

BtoB企業でもSNS運用代行は使えますか?

使えますが、BtoCと同じ投稿頻度を求める必要はありません。BtoB企業は投稿本数の多さより、業界知識のある担当者が企画に関わっているかが重要です。運用代行会社を選ぶ際は、自社と同じ業界での実績があるかを確認してください。

アカウントの管理者権限は誰が持つべきですか?

発注側が管理者権限を保持し、運用代行会社は編集者権限で招待する形が安全です。運用代行会社だけが管理者権限を持つ形にすると、解約時にアカウントごと引き継げなくなるリスクがあります。契約開始時点で権限設計を確認してください。

SNS運用代行の費用で押さえる要点

月額の総額だけでなく、内訳と手数料の設計まで確認したうえで依頼先を選んでください。

この記事のポイント
  • SNS運用代行の費用相場は月額10〜30万円が中心です
  • 月額料金は投稿制作費・企画設計費・分析レポート費用の3要素で構成されます
  • 広告運用込みプランでは、広告費に対する手数料に下限額があるケースに注意してください
  • 安さだけで選ぶと投稿代行のみで企画力を欠くケースがあります
  • 月の運用工数が小さいうちは、内製のほうが安く収まる場合があります

掲載した費用相場は自社の既存記事データと、実名の比較記事が多数を占めるなかで、料金の内訳と手数料の設計まで分解して整理した記事は多くありません。依頼先を検討する際は、月額の総額だけでなく、内訳と手数料の構造を確認してください。

横長のフラットな日本語インフォグラフィックバナー。背景はごく薄いクリーム色。四隅に濃紺とティールグリ

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