
SEO会社ってたくさんあるけど、どうやって選べばいいんだろう?

まず4タイプに分けて考えると絞れます。商談でそのまま使える質問例文もご紹介しますね。
SEO会社は「上場系の大手」「専門特化型の中堅」「フリーランス・クラウドソーシング」「AIツール」の4タイプに分かれ、月額の予算帯でほぼ選択肢が決まります(2026年7月時点)。
注意すべきは月10〜30万円の予算帯です。大手は割に合わず降りてこない、フリーランスは品質と継続性が揺れる、という「供給の断層地帯」で、中小企業がもっとも選択を誤りやすい価格帯になっています。この記事ではタイプ別の特徴と失敗パターンに加えて、見積書の見方、商談でそのまま使える質問例文、発注前チェックリスト10項目まで解説します。
- SEO会社は4タイプ。予算帯で現実的な選択肢がほぼ決まる(2026年7月時点)
- 月10〜30万円は供給の薄い「断層地帯」。実行込みか・担当者固定かで絞り込む
- 見積書の「コンサルティング一式」表記は作業内容を確認するサイン
- 最重要チェックは「自社でメディアを運営し、施策を実証しているか」

株式会社オークスでは実際のWebコンサルタントである、柏倉元太(@genta_oaks)が記事を監修。
月間数十万PVのメディアを複数運営しながら、現在はSEOからSNS、YouTubeまで様々な分野のマーケティング企業を運営。
SEO会社の選び方は4タイプの比較から始める

SEO会社選びで最初にやるべきことは、個社の比較ではなくタイプの把握です。タイプが違えば価格も得意領域も別物で、同じ土俵で比較できません。
SEO会社4タイプの費用比較表
| タイプ | 月額相場 | 契約期間 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| 上場系・大手SEO会社 | 40〜70万円 | 6ヶ月〜1年 | 予算が潤沢な中堅〜大企業 |
| 専門特化型の中堅・ブティック | 20〜35万円 | 3〜6ヶ月 | 特定領域を深掘りしたい企業 |
| フリーランス・クラウドソーシング | 5〜20万円 | 柔軟〜単発 | 予算最優先で、当たり外れを許容できる企業 |
| AIライティングツール(内製) | 1〜4万円 | 月単位 | 社内に編集できる人材がいる企業 |
タイプ別の詳しい費用相場と総額シミュレーションは、以下の記事で解説しています。

SEO会社の価格帯マップと「断層地帯」
月額の分布を整理すると、市場の構造が見えてきます。
| 価格帯 | 主なプレイヤー | 供給の厚さ |
|---|---|---|
| 月40万円〜 | 大手SEO会社の標準プラン | 厚い |
| 月20〜40万円 | 専門特化型・大手の下位プラン | やや厚い |
| 月10〜20万円 | 断層地帯(組織的な受け皿が少ない) | 薄い |
| 月5〜10万円 | フリーランス・クラウドソーシング上位 | やや厚い |
| 月5万円未満 | クラウドソーシング・AIツール | 厚い |
なぜ月10〜30万円帯に受け皿が少ないのか
大手は固定費構造上、月10〜20万円の案件では利益が出ないため、この帯に本気で参入しません。一方でフリーランスがこの帯で法人品質のサービスを安定供給するのは難しく、担当者1人の稼働に依存します。
結果として「中小企業がいちばん出しやすい予算帯」に組織的な受け皿が少ない、という構造が生まれています。この帯で発注する場合は、後述するチェックリストでの見極めが他の価格帯以上に重要です。
SEO会社4タイプのメリット・デメリット

タイプごとに、強みと失敗パターンを整理します。どのタイプにも合理的な使いどころがあり、「どれが優れているか」ではなく「自社の状況に合うか」で判断してください。
上場系・大手SEO会社(月40〜70万円)
メリット: 実績数が多く、社内の知見が体系化されています。大規模サイトのテクニカルSEOや、YMYL領域(医療・金融)の難しい案件に対応できる層の厚さは大手ならではです。
デメリット: 最低契約6ヶ月で総額240万円以上のコミットが前提です。公開事例は大手企業が中心で、月商数百万円規模のビジネスに同じ手法が合うとは限りません。営業担当と実務担当が分かれているため、「商談で会った人」と「実際に動く人」が違う点も理解しておきましょう。
失敗パターン: 費用に見合う売上規模がないまま契約し、半年で予算が尽きて撤退。成果が出始める前に終わる、もっともったいない終わり方です。
専門特化型の中堅・ブティック(月20〜35万円)
メリット: SEO・広告の特定領域への専門性が高く、代表や主要メンバーの発信で技術力を事前に確認できる会社が多いです。書籍やブログの内容と提案の一貫性を見れば、実力の見当がつきます。
デメリット: 対応領域が限定される会社が多く、「SEOは頼めるが広告は別の会社」と発注先が分散しがちです。この層には個人・小規模事業者からの依頼を受け付けない方針の会社もあり、中小・零細企業は最初から対象外というケースがあります。
失敗パターン: 領域ごとに別々の会社へ発注した結果、戦略がバラバラになり、どの施策の効果か分からなくなる「多頭飼い」状態です。
フリーランス・クラウドソーシング(月5〜20万円)
メリット: 圧倒的に安く、契約も柔軟です。優秀な個人に当たれば、大手以上の成果が出ることもあります。
デメリット: 品質の分散が大きく、事前の見極めが困難です。発注失敗の要因調査で最上位に挙がるのは業界・ビジネスへの理解不足でした。SEOの一般論を知っていても、あなたの業界で問い合わせにつながるキーワードを設計できるとは限りません。個人依存には突然の停止リスク(多忙・廃業・音信不通)も伴います。
失敗パターン: 格安の「被リンク◯本」「SEO診断5,000円」から入り、ペナルティや意味のないレポートで時間とドメインの信用を失うケースです。
AIライティングツールでの内製(月1〜4万円)
メリット: 記事の下書き生成としては優秀で、外注費を大幅に圧縮できます。
デメリット: 利用者レビューで多いのは「完成度6〜7割、手直し前提」という評価でしょう。編集・ファクトチェック・入稿の工数は社内に残り、担当者の人件費まで含めると「安くなかった」という結論になりがちです。さらに、どのキーワードを狙うかという戦略はツールが決めてくれません。
失敗パターン: 品質チェックなしでAI記事を量産し、サイト全体の評価が下がる形です。Googleが問題視するのはAI生成そのものではなく、独自性のない低品質コンテンツの量産です。
予算別に見るSEO会社の現実的な選び方

自社の予算帯が決まれば、選択肢は自然に絞られます。予算の決め方(LTVからの逆算式)は費用相場の記事に譲り、ここでは帯ごとの現実解を示します。
月5万円以下でSEO会社を選ぶ場合
この予算で「コンサルティング契約」を結ぶのはおすすめしません。アドバイスのみで実行が含まれず、成果につながりにくいためです。
代わりに、AIツールと社内編集での内製、記事制作のみの単発外注、スポット診断で方向性だけプロに確認、この3択から選びましょう。月5万円×12ヶ月=60万円を細切れに使うより、スポット診断30万円と残りを実行に回すほうが成果に近づきます。
月10〜30万円でSEO会社を選ぶ場合
前述の「断層地帯」です。この予算帯で戦略から実行まで一気通貫で受けられる組織は限られるため、次の2点で絞り込んでください。
- 実行(記事制作・内部改修)まで料金に含まれているか
- 担当者が固定か。特にネットワーク型(登録パートナーに再委託する形態)の会社は、担当者の力量差が結果を左右します
弊社オークスもこの価格帯(月15/25/35万円・税別・初期費用0円・最低契約期間なし)で提供しています。概算を今すぐ知りたい方は、簡易お見積りページをご利用ください。

月40万円以上でSEO会社を選ぶ場合
大手・中堅の複数社から相見積もりを取れる予算帯です。この場合も「事例の企業規模が自社と近いか」「レポートのサンプルを見せてもらえるか」で比較すると、社名の知名度に引きずられない判断ができます。
年間総額は480万円以上になります。稟議を通す前に、粗利ベースでの回収計画(何件の成約で回収できるか)を数字で作っておきましょう。
SEO会社の見積書・提案書の見方

タイプと予算帯を絞ったら、次は見積書の読み解きです。同じ金額でも、見積の書き方で会社の誠実さが分かります。
「コンサルティング一式」表記は要注意
見積書に「SEOコンサルティング一式 月額◯◯万円」とだけ書かれている場合、作業内容の確認が必要です。一式表記のまま契約すると、「それは範囲外です」という追加請求や、逆に「何をやっているか分からない」という不満の温床になります。
誠実な会社の見積は、戦略設計・コンテンツ制作(本数明記)・内部改善・レポートといった行単位の内訳になっています。内訳を求めて嫌がる会社は、その時点で候補から外して構いません。
SEOの見積で確認する3項目
- 数量の明記: 記事なら月何本か。「随時」「適宜」は実質ゼロ本になりがちです
- 範囲外作業の扱い: サイト改修・画像制作が発生した場合の料金基準が書かれているか
- 解約条件: 最低契約期間・違約金・解約通知の期限。ここが口頭説明のみの会社は避けます
契約してはいけないSEO提案の3つのサイン
見積・提案の段階で、次のサインが1つでもあれば契約を見送ってください。
- 「必ず1位」「初月から順位保証」: 検索順位はGoogleのアルゴリズムが決めるもので、保証はできません。保証をうたう提案は、達成しやすいキーワードへのすり替えか、計測条件の操作を含みます
- 「被リンク◯本で月◯万円」: リンクの販売はGoogleが明確に禁止する手法です。ペナルティを受けるのは業者ではなく、あなたのサイトです
- 「本日契約なら割引」の即決圧力: SEOは6ヶ月以上の中期投資です。即決を迫る営業と、中期の伴走は矛盾します。持ち帰って検討させない会社に、誠実な運用は期待できません
SEO会社との商談でそのまま使える質問例文
- 「本日ご提案いただいた◯◯さんが、契約後も実務を担当されますか」— 営業と実務の分離を確認する定番の質問です
- 「同業種・同規模の事例で、施策開始から6ヶ月の数値推移を見せていただけますか」— 実績の生々しさを確認できます
- 「御社自身のサイトは、どんなキーワードで上位表示されていますか」— SEO会社自身の実力を測る、意外に効く質問です
- 「契約を更新しない場合、分析データと記事の権利はどうなりますか」— 解約時のトラブルを未然に防ぎます
4つとも角の立たない言い回しにしてあります。回答の具体性と歯切れで、各社の差がはっきり見えるはずです。
SEO会社選びの発注前チェックリスト10項目

商談で次の10項目を確認すれば、大半の失敗は防げます。
契約条件に関する5項目
- 料金を公開しているか — 業界は非公開が主流です。公開している会社は説明責任を持っています
- 最低契約期間と違約金 — 6ヶ月縛りと違約金の組み合わせは撤退の自由を奪います
- 実行まで含むか — 「戦略提案のみ」なら、実行の外注費を足した総額で比較します
- 再委託の有無 — パートナー・外注に再委託する場合、誰が品質を担保するのか確認します
- 解約時のデータ引き継ぎ — アカウント・分析データ・記事の権利が自社に残るか
実力・誠実さに関する5項目
- 商談に出てきた人が実務をやるか — 営業と実務の分離は品質のブレにつながります
- レポートのサンプル — 順位表だけのレポートか、次のアクションまで書かれているか
- 被リンクの獲得方法 — 「購入」「相互リンク集」という回答なら契約してはいけません
- 自社でメディアやECを運営しているか — 自分の事業で施策を試している会社は、机上の空論を売りません
- 「できないこと」を言うか — すべてに「できます」と答える会社より、「それは効果が薄いのでやりません」と言う会社のほうが信頼できます
10項目のうち1つでも回答を渋る会社があれば、その理由を掘り下げてください。契約前に渋る会社が、契約後に透明になることはまずありません。
自社で実証しているSEO会社を選ぶべき理由
チェックリストの「自社でメディアやECを運営しているか」は、弊社が考えるもっとも重要な項目です。理由を掘り下げます。
大半のSEO会社は自社メディアを持っていない
SEO会社の大半は、クライアントワークの実績は持っていても、自社でメディア事業を運営してはいません。つまり「自分のお金と事業で施策を検証した経験」がないまま提案しています。
クライアントワークだけの会社と、自社事業で検証している会社では、リスクの語り方に差が出るはずです。前者は施策が失敗しても他社の予算ですが、後者は自分の売上で失敗の痛みを知っています。Googleのコアアップデートで流入が落ちたとき、何が起きて何が効くかを実体験で語れるかどうか。この差は提案の具体性に直結します。
オークスの実証データ
弊社オークスは、最大月間60万PV・記事1,000本超の自社メディアと、D2C(EC)事業を運営しています。コアアップデートで検索流入が大きく下落し、そこから回復させる対応も自社サイトで実際に経験しました。
クライアントに提案する施策は、原則として自社で先に試し、効果を確認したものです。これまで累計35社以上を支援し、広告費30%削減×リード数180%向上といった成果も、この「自社で試した施策」から生まれています。
「実証済みかどうか」は、商談で各社に聞いてみてください。回答の具体性に、はっきり差が出ます。
SEO会社の選び方に関するよくある質問
- SEO会社の乗り換えは、いつ判断すべきですか?
-
契約から6ヶ月経って「順位・流入・問い合わせのどれも動いていない」かつ「その理由の説明がない」場合は乗り換えを検討してください。逆に、3ヶ月以内の判断は早すぎます。SEOの構造上、どの会社に頼んでも成果はすぐに出ません。判断材料として、月次レポートは必ず保管しておきましょう。
- 成果報酬型のSEO会社は選んでいいですか?
-
慎重に判断してください。成果の定義(対象キーワードと順位)を業者側が設計する以上、「達成しやすいが売上につながらない成果」に誘導される構造的なリスクがあります。選ぶ場合は、対象キーワードの月間検索数と商業価値を自分で確認できることが条件です。
- 相見積もりは何社取るべきですか?
-
2〜3社で十分です。それ以上増やすと比較軸がぶれ、商談対応の工数だけが膨らみます。タイプの違う会社(例: 大手1社、特化型1社、この記事のチェックリストで見つけた1社)を並べると、価格と内容の違いが立体的に見えます。
- 地方の会社ですが、東京のSEO会社に頼んで大丈夫ですか?
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問題ありません。SEOの業務はオンラインで完結します。むしろ「地域No.1のSEO会社」より、あなたの業界の検索行動を理解している会社を選ぶほうが成果に近づくでしょう。来店型ビジネスでMEO(Googleマップ対策)を含む場合は、MEO対策費用の記事もあわせてご覧ください。
- SEO会社との契約前に自社で準備すべきことはありますか?
-
3つあります。GoogleサーチコンソールとGA4のアクセス権を整理しておくこと、自社の主力商材と粗利率を説明できるようにしておくこと、過去に実施したSEO施策(外部リンク購入の有無を含む)を正直に伝えられるようにしておくことです。特に過去のリンク購入歴は、隠すと診断を誤らせます。
来店型ビジネスのMEO費用については、以下の記事で解説しています。

SEO会社の選び方まとめ
- SEO会社は4タイプ。予算帯で現実的な選択肢がほぼ決まる(2026年7月時点)
- 月10〜30万円は供給の薄い「断層地帯」。実行込みか・担当者固定かで絞り込む
- 見積書は「一式」表記を疑い、数量・範囲外作業・解約条件の3点を確認する
- 商談の質問例文4つで、各社の誠実さと実力を見極める
- 発注前チェックリスト10項目の最重要は「自社でメディアを運営し、施策を実証しているか」
弊社オークスは、最大月間60万PVの自社メディアとD2C事業を自ら運営しながら、そこで実証した施策だけをご提案しています。料金はすべて公開しており、契約期間の縛りはありません。代表が直接担当します。
貴社に合う発注先タイプは、無料相談で率直にお伝えします。他社が向いていると判断した場合、その理由も含めて正直にご説明しましょう。
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