【2026年7月】有料SEOツールの費用相場は?無料との違いと選び方

有料SEOツールの費用相場 無料との違いと選び方

SEOツールって有料のものを入れたほうがいいんですか?無料でも結構使えている気がして…

無料で足りる範囲はかなり広いですよ。まず何が物理的にできないのかを整理して、月額何円から元が取れるかまで計算してみましょう。

有料SEOツールの料金は、公式に公開されているものだと月額495円の順位計測ツールから月139ドルの総合分析ツールまで幅があります。ただし本題は金額ではありません。無料のGoogle Search ConsoleとGA4で足りる範囲がかなり広いため、何ができなくて困っているのかが言えない段階で有料ツールを入れても、ほぼ使われずに終わります

この記事では10ツールの公式料金ページを直接確認した結果と、無料ツールで物理的にできないことの一覧、月額いくらから元が取れるのかの試算を載せました。自社で記事1,000本超のメディアを運用している立場から、実際にどの画面を見ているかも書いています。

この記事の結論
  • 無料ツールで物理的にできないのは「競合サイトのデータ取得」と「検索ボリュームの実数取得」の2つ。ここで困っていないなら有料は不要
  • 公式が料金を公開しているのは10ツール中6つ。残り4つは要問い合わせで、比較記事に出回る金額は公式で裏が取れません
  • 順位計測だけなら月495円から可能。競合分析まで必要になると月2万円前後が現実的なライン(2026年7月時点)
  • 元が取れるかは「削減できる作業時間 × 時給」で計算する。月2万円のツールなら月7時間の削減で回収できる
  • 導入して失敗する型は4つ。最も多いのは「見る人と直す人が分かれている」ケース
本記事を監修する専門家
柏倉元太
柏倉元太

株式会社オークスでは実際のWebコンサルタントである、柏倉元太(@genta_oaks)が記事を監修。

月間数十万PVのメディアを複数運営しながら、現在はSEOからSNS、YouTubeまで様々な分野のマーケティング企業を運営。

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目次

有料SEOツールと無料ツールの違い

無料SEOツールで足りる範囲と有料が必要な範囲

「機能が多い」「データが詳しい」という説明では判断できません。無料ツールで物理的にできないことから逆算します。

無料ツールでできることの限界

Googleが無料で提供しているのはSearch Console・GA4・キーワードプランナーの3つです。この3つで何ができて、何ができないのかを機能単位で整理しました。

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やりたいこと無料ツール有料が必要か
自社の順位を知るSearch Consoleで平均掲載順位が見られる不要
自社が流入しているキーワードを知るSearch Consoleで全件見られる不要
自社ページの改善点を知るSearch Console+GA4で十分に追える不要
順位を毎日記録するSearch Consoleは手動確認。自動記録の履歴機能はないあると効率的
検索ボリュームの実数を知るキーワードプランナーは広告出稿していないと「10〜100」等のレンジ表示必要
競合サイトの流入キーワードを知る取得できない必要
競合サイトの被リンクを知る取得できない必要
自社の被リンクを知るSearch Consoleで一部見られる(全件ではない)あると正確

表を見るとわかりますが、無料ツールで詰まるのは「競合のデータ」と「検索ボリュームの実数」だけです。自社サイトの分析はSearch ConsoleとGA4でほぼ完結します。

つまり有料ツールが解決するのは、自社の中を見る作業ではありません。外を見る作業です。競合を見る必要がない段階なら、月額を払う理由がありません。

有料に移るべきタイミング

目安になる状態を挙げます。あくまで判断の材料で、Googleが基準を示しているわけではありません。

  • 記事が20本を超えた: どのページから直すべきかを手作業で判断するのが難しくなります
  • 順位が20〜30位で止まっている: 自社の改善を続けても動かない場合、上位との差は競合側にあります
  • 次に書く記事のテーマが決められない: 検索ボリュームがレンジ表示のままだと優先順位を付けられません
  • 順位確認に週1時間以上かけている: 記録の自動化だけで月額数百円のツールが回収できます

有料SEOツールの費用相場【2026年7月時点】

有料SEOツールの価格帯3区分

主要10ツールの公式料金ページを直接確認しました。ここで先にお伝えしておくべきことがあります。

料金を公開しているのは6ツールだけ

10ツールのうち4ツールは公式サイトで料金を公開しておらず、問い合わせが必要です。比較記事にはこれらの金額が載っている場合がありますが、公式で裏が取れないため本記事では扱いません。以下は公式の料金ページに記載があったものだけです。

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ツール最安プラン無料で使えるか主な用途
GRC月495円 / 年4,950円無料版あり(項目数に制限)順位計測
Gyro-n SEO月500円(税別)・初期費用0円登録後3ヶ月無料順位計測・内部監査
Nobilista月990円(税込)7日間の無料トライアル順位計測
AhrefsStarter 月4,460円 / Lite 月19,900円無料プランあり競合分析・キーワード調査・被リンク
Screaming Frog年199ポンド(月額プランなし)無料版あり(500URLまで)内部監査(クロール)
SemrushSEOプラン 月139ドル無料プランあり・7日間トライアル競合分析・キーワード調査

表の金額は各社の公式料金ページの表記です。注意点を2つ添えます。Ahrefsの円表記はアクセス地域によって表示が切り替わるページのもので、実際の請求通貨は公式に明記されていません。GRCについても税込か税別かの記載を公式ページで確認できませんでした。契約前にご自身の画面で確認してください。

価格帯は3つに分かれる

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価格帯できること向く相手
月500〜1,000円順位の自動記録と履歴個人・小規模サイト
月4,000〜2万円(ドル建ては月139ドル)競合分析・キーワード調査・被リンク調査本格的に検索から集客する事業者
要問い合わせ上記+分析支援やサポートが付く社内に専任担当を置く企業

年払いにすると割引されるツールもあります。Ahrefsは公式に最大17%、Semrushも同程度の割引を案内しています。GRCは年額が月額10ヶ月分の設定で、実質2ヶ月分が無料です。

月額いくらから元が取れるのか

SEOツールの月額と回収に必要な削減時間

ここが最も判断しにくい部分でしょう。順位が上がるかどうかは保証できないため、順位ではなく削減できる作業時間で計算します。効果が不確実な要素を計算から外すのが要点です。

計算式と前提

担当者の時給を3,000円と置きます。月給50万円で月160時間稼働なら約3,100円なので、それに近い数字です。

回収ラインの計算式

月額料金 ÷ 時給3,000円 = 回収に必要な削減時間(月あたり)

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月額回収に必要な削減時間現実的か
500円月0.2時間(12分)順位記録の自動化だけで達成できます
1,000円月0.3時間(20分)ほぼ確実に達成できます
4,460円月1.5時間キーワード調査を月2回行うなら達成できます
19,900円月6.6時間競合調査と記事の選定を任せる前提なら達成できます
50,000円月16.7時間専任担当がいて毎日使う体制でないと厳しいです

この表から読み取れる結論は明快です。月1,000円台までは、順位記録の自動化だけでほぼ確実に回収できます。迷う理由がありません。

一方で月5万円のクラスは、月17時間ぶんの作業を実際に削減できるかを確認してから契約すべき水準になります。週4時間以上そのツールを触る前提です。無料トライアルの期間中に、実際の作業が何分短くなったかを測ってください。

売上から逆算する場合

作業時間ではなく売上で判断したい場合の考え方も示します。ただし順位の改善幅は誰も保証できないため、こちらは仮定を置いた試算です。

問い合わせ1件あたりの粗利が5万円、問い合わせ率が1%のサイトなら、月100セッション増えれば1件の問い合わせが増えて粗利5万円です。月2万円のツールで月100セッションぶんの改善判断ができるなら成立します。検索ボリュームが月1,000ある語で10位に入れば届く水準なので、記事1本ぶんの判断精度が上がれば回収できる計算です。

目的別に見る有料SEOツールの選び方

目的別に見るSEOツールの選び方

ツールを機能の多さで選ぶと、使わない機能に払う結果になります。困っていることから選んでください。

STEP
順位の記録だけ自動化したい

順位計測に特化したツールで足ります。GRC・Gyro-n SEO・Nobilistaがこの用途で、いずれも月1,000円以下から始められます。GRCはWindows向けの常駐アプリ、Nobilistaはブラウザで完結する設計という違いがあるため、作業環境で選んでください。この価格帯は回収ラインが月20分程度なので、迷うより試すほうが早いでしょう。

STEP
競合を分析してテーマを決めたい

AhrefsかSemrushの領域です。競合サイトが流入しているキーワードと被リンクは、無料ツールでは取得できません。両者は機能が近いため、日本語の検索データの手触りと料金で選ぶことになります。Ahrefsには日本語の料金ページがあり、下位プランの価格帯も低めです。まず無料プランで自社サイトを見てから判断してください。

STEP
サイトの内部構造を点検したい

Screaming Frogが定番です。サイト全体をクロールして、リンク切れ・重複タイトル・リダイレクトの連鎖をまとめて洗い出せます。500ページまでは無料版で動くため、中小規模のサイトなら無料版のままで足りるかもしれません。年199ポンドの買い方なので、月額を継続的に払いたくない場合にも向きます。

STEP
社内に専任担当がいて支援も欲しい

国産の分析ツール(TACT SEO・Keywordmap・ミエルカSEO・パスカル)が該当します。日本語のサポートと分析の支援が付く点が特徴です。ただし前述のとおり4ツールとも公式サイトで料金を公開していません。相見積もりを取るのが前提になります。パスカルは最低契約期間6ヶ月と公式に記載があるため、期間の縛りも確認してください。

弊社が実際に見ている画面

弊社は記事1,000本超・最大月間60万PVの自社メディアを運用しており、Ahrefs・Search Console・GA4を日常的に使っています。参考として、実際の使い分けをご紹介しましょう。

  • 週次で見るのはSearch Consoleだけ: 表示回数が伸びているのに順位が11〜20位の語を抜き出し、リライト候補にします。有料ツールは開きません
  • Ahrefsを開くのは新規テーマを決めるとき: 検索ボリュームと競合の上位ページを確認します。頻度は月数回で、毎日は使いません
  • 順位が急に落ちたとき: まずSearch Consoleで落ちた語とページを特定し、次にAhrefsで競合側に何が起きたかを見てください。順番を逆にすると原因を見誤ります
  • GA4は流入後の行動確認に限定: 順位の話とは分けて使います。両方を1画面で見ようとすると判断が鈍ります

お伝えしたいのは、有料ツールを開く頻度は思ったより低いという点です。日々の改善はSearch Consoleで回り、有料ツールは判断の分岐点で使います。毎日開かないと損な気がして高いプランを選ぶと、費用対効果が合いません。

AI検索への対応をツールに求めるべきか

ChatGPTやGoogleのAIによる回答で自社が引用されているかを追う機能は、一部のツールに実装済みです。Ahrefsには生成AIの回答内で自社ブランドがどう言及されたかを見る機能があり、弊社でも参照しています。

ただし現時点では、この機能を目的にツールを選ぶ段階ではないと考えています。AI検索で引用されるための施策は、結局のところ検索で評価される記事を作ることと大きく変わりません。まず検索側の順位を取ってから、引用状況を確認する順番が現実的でしょう。

ツールを入れても成果が出ない4つの型

SEOツールで成果が出ない4つの型

導入したものの使われずに解約するケースには、はっきりした型があります。契約前に自社が当てはまらないか確認してください。

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何が起きるか先にやること
見る人と直す人が分かれている分析結果は出るが、サイトを修正する担当が別部署や外注先で着手されません。最も多い型です修正の実行者を先に決める
直すコンテンツがまだない記事が5本しかない状態で競合分析をしても、打ち手は「記事を書く」しか出てきませんまず20本書く
指標を決めていない毎月違う数字を見て、良くなったのか悪くなったのかが議論になります追う指標を3つに絞る
多機能なプランを選びすぎた使う機能が2割で、残りの費用が無駄になります困っている作業から選ぶ

1つ目の型が最も多く、しかも最も高くつきます。ツールは課題を可視化するだけで、サイトを直してはくれません。誰がいつ直すのかが決まっていない状態で契約すると、レポートが増えるだけで終わります

なおYouTube向けのSEOツールは評価の仕組みが別なので、専用のツールが必要になります。そちらは別記事にまとめました。

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ツールと外注のどちらを選ぶべきか

月2万円のツールと、月15万円のコンサルティング。比べる軸が違うため、迷ったときの整理を書きます。

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ツールコンサルティング
提供されるものデータデータの読み方と打ち手
必要な前提読める人が社内にいる実行する人が社内にいる
向く状況何を直すかは分かっている何から直すか分からない

判断はこの一点で決まります。データを見て打ち手が出てくるならツールで十分です。データを見ても次の一手が決まらないなら、ツールを増やしても解決しません。

弊社オークスは、最大月間60万PVの自社メディアとD2C事業を自ら運営し、そこで実証した施策だけをご提案しています。月額プランは15万円〜(税別・初期費用0円・最低契約期間なし。2026年7月時点)で、料金はすべて公開しています。担当するのは代表です。

「ツールを入れれば足りる」と判断した場合は、無料相談の中で率直にそうお伝えします。費用の内訳は費用相場の記事にまとめました。

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有料SEOツールのよくある質問

無料のSEOツールだけで上位表示はできますか?

できます。Search ConsoleとGA4があれば、自社サイトの改善点はほぼ把握できます。有料ツールが必要になるのは競合のデータと検索ボリュームの実数が欲しくなった段階で、それは記事が20本を超えたあたりからです。競合が少ないテーマなら、無料のままでも十分に戦えます。

AhrefsとSemrushはどちらがいいですか?

機能の範囲が近いため、決定的な差はありません。両方とも無料プランがあるので、自社サイトと競合1社を実際に入れて、データの手触りで選ぶのが確実です。Ahrefsには日本語の料金ページがあり下位プランの価格帯も低めなので、日本語で始めたい場合の入口にはなります。

なぜ料金を公開していないツールがあるのですか?

企業規模や利用範囲に応じて個別に見積もる形式のためです。国産の分析ツールに多く見られます。理由の説明は各社の料金ページに記載がありますが、金額そのものは問い合わせないとわかりません。複数社から見積もりを取って比べてください。

順位計測ツールは何キーワードぶん必要ですか?

記事数の2〜3倍を目安にしてください。1記事あたり主要キーワードと関連キーワードを合わせて2〜3語追う形です。記事20本なら50語前後で足りるため、最安プランの範囲に収まるツールが多くなります。プラン選びで迷ったら、少ないほうから始めて足りなくなったら上げてください。

ツールの料金は経費として扱えますか?

事業で使うソフトウェアの利用料なので、通常は経費として処理します。年払いで翌期にまたがる場合の扱いは金額や契約内容によって変わるため、顧問税理士にご確認ください。海外ツールの場合は請求通貨と為替の扱いも合わせて相談すると確実です。

有料SEOツールの選び方まとめ

この記事のまとめ
  • 無料ツールで物理的にできないのは競合データの取得と検索ボリュームの実数取得の2つだけ。自社分析はSearch ConsoleとGA4で完結する
  • 公式が料金を公開しているのは10ツール中6つ。順位計測なら月495円から、競合分析まで含めると月2万円前後(2026年7月時点)
  • 回収ラインは「月額÷時給3,000円」で出る。月1,000円台なら順位記録の自動化だけで確実に回収できる
  • 有料ツールを開く頻度は低い。日々の改善はSearch Consoleで回し、判断の分岐点で有料ツールを使う
  • 失敗の最多パターンは「見る人と直す人が分かれている」。契約前に修正の実行者を決めておく

ツールは課題を映す鏡で、直す作業までは代わってくれません。何を直すか決められている段階ならツールが効き、そこで止まっているなら別の手当てが必要になります。

自社の状況がどちらなのか判断しづらい場合は、無料相談でお聞きください。概算費用を先に知りたい方は簡易お見積りをご利用ください。

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